back to the street[DTM.ver]

でる部屋のあの曲こと、back to the streetを打ち込みで再編集しました。

前回のは正聴に耐えうる出来ではなかったので...

http://www.youtube.com/watch?v=praUtgn23CU&feature=youtu.be
back to the street[DTM.ver]

原曲のルーズさとはまた別方向のものになった気がしますが、
個人的には、これぞでる部屋、という思い入れ深い曲です。


実は原曲の方はプレミアで作ったものだったのです
自室で必死にギターを録音して何本も重ね録り...今では弾き方もよく思い出せません 笑


思えばガレージバンドとかいうソフトがご家庭のMacに入ってて、簡単に曲が作れるんだヨ〜という話をどこからか聞いたのが自分の曲作りのはじまりだったか、
いや、今にして思えばほんのささいな出来心だったに過ぎない。そういうやガレージバンドって全然使ったことないな〜 やり方もわからないし ぐらいの気持ちでソフトを立ち上げたのが始まりだったかなと思う。


手探りで使っていくうちに、なんだわりと簡単やないか と思った俺は好きなバンドの曲を弾いてガレージバンドでカバーしようと考える。
3曲あった。うち2つは例のACIDMAN赤橙Slow view。あろうことかでる部屋作中で使われてしかもかなり重要な部分も担っちゃった曲たちですね。


そしてもう一曲がROSSOのシャロンという曲。

シンプルなコード進行、シンプルな曲運び、ちょっと気恥ずかしくなるくらいのどストレートなロックチューンなのに、なぜこんなにも胸にクるのか。個人的に2012年の思い出深い名曲です。
これくらいシンプルな曲なら打ち込みもたやすいと思い、あとはギターを自分で弾いてソフトで合わせてみよう! と軽々しい気持ちでした。
このシャロンという曲が、実は当時の大本命であり、あろうことか一時はでる部屋のエンディングテーマに使ってはもらえないだろうかという思いまで抱いていた始末です。
なのでシャロンはどの曲よりも早く制作に走りました。


・・・大失敗でした。
まだ打ち込みのやり方すらわかっていない(というか正攻法をこないだ知った)自分は、ドラムはまあズレるズレる、一節を区切らずに無駄に打ち込むからソフトは重くなって落ちる落ちる、
打ち込みの方が酷ければギターの演奏もド素人だからもちろんそっちもズレる、そもそも録音方法がデジカメ…

シャロンはあっという間に企画倒れになり、打ち込みの方法は使わず、次点でやりたかった、比較的シャロンより簡単であろう赤橙とSlow viewにしぶしぶ着手した…という思いがあります。

そんな時に、でる部屋の話が舞い込んできて、BGMをやらせてはもらえないかとお願いし、
シャロンみたいに速くて難い曲はできん、
 もっと簡単で遅い曲を作ろう…」
そんな事情の中でback to the streetは生まれました。
クヨクヨしながら結局無難な方を選んでしまう、そんな中で生まれた自分らしさが出てる曲なのかなとも思います。

そしてさらに井沼の携帯の曲が生まれ、お札のシーンの曲が生まれ、浅原との戦闘曲が生まれ...
それぞれ順序はいまとなっては思い出せないのですが、でる部屋の曲制作は、オリジナルで曲を考えるようになるきっかけとなった貴重な経験です。


余談ですがタイトルは、解説でも書いた、街のイメージと、それと合わせて例のSF映画からも来ています。
なんだかんだで題名ではいつも悩むのですが、そのへんはだいたい適当です 笑