●シーン8「告白」

場所は東京都蒲田大学。時は夕方、西に太陽が沈んでいる。男がいる教室は3階の教室だった。ふと窓を覗けば、生徒たちが学び舎から離れ家路へ向かっていく。だがこの男は違った。なぜなら、自分がここへ呼んだ人を待っているからだ。しかし数分前の彼とは違っていた。彼は覚悟を決めていたのだ。もう拳を握っても一滴も汗は流れない。彼の眼には迷いはなかった。


時刻は6時を迎えていた。あんなに輝いていた夕日ももう空にはいない。約束の時間だ。それから数分後、いや、1分もかからなかったか向こうの方から足音がする。その足音がどんどん大きくなり、教室の前で音が止まった。ドアがゆっくりと開く。彼女が来てくれたのだ。彼女はゆっくりと彼の前に歩み寄る。下を見る男女、沈黙の後喋りだそうとした彼女の言葉に覆いかぶさるようにして彼は話し出す。

主人公「僕は・・・。ぼくは。ボクは!」

 
エンドクレジット

「ねえねえ、運命の人誰だった?」「ええー、恥ずかしいよ」「正直に答えなさい」「うん、あのね・・・」エンドクレジット終了時に挿入。

終了