7/20 坪谷

藤井君化が進行している
つまり、ラー油にハマっている。食べるラー油じゃない普通の方。

中華はもちろん、肉だろうが魚だろうが卵だろうが米だろうが野菜だろうが、
もう何にでもラー油をかけてしまっている。


スキル演習の終了記念?で蒲田の日高屋にU井君、そして藤井君と行ったのを思い出す。

U井君がラーメンと餃子、私が温玉旨辛ラーメン、藤井君はニラレバ定食を頼む。あまりにも一人だけ注文が来るのが遅い藤井君に、餃子を分けてあげるU井君のイケメンぶりに賛嘆する。

ようやく来たニラレバ定食にありつく藤井君。生粋のラー油好きを公言する彼に、私は親切にも彼のニラレバ炒めにラー油を勝手に、注ぐ。それも彼のストップが入るまで。遠慮は無かった。

相当量のラー油にまみれて真っ赤に染まったニラレバ炒めを、何食わぬ顔で白米と共に頬張る藤井君。
天下一品での経験で鍛え上げられた彼の舌に、この程度のラー油はもはや茶々に過ぎない。

悦の色すら浮かんでいる彼の表情に、私は「絶対にこうはなるまい」と心の奥で一人、決意した。


そんな私は今、ラー油を食パンにかけて食べている。
藤井君万歳。