3/12 坪谷

兼ねてからの期待作だった、
映画 「愛のむきだし」を見ました。

一言で言うなら、自分はこの作品大好きです!


が、四時間という時間が必要だったかは疑問。
脚本も演出も素晴らしく、観賞に耐えないということはなかったのですが
このシーンは無くても、という部分があったり
やはり四時間は長過ぎて観賞にひたすら体力を使いました...

園子温監督らしいサイコポップ、ギリギリのシナリオ、コメディ、シリアス
それらを食傷レベルに詰めに詰め込んで、ひたすらやりたいことをやり切った、そんな作品なのかなと思いました。


可愛さと妖艶さとド迫力が同居しているような、満島ひかりの圧倒的な演技力、
それ以上に個人的にクリティカルだった、安藤サクラのこれ以上ないハマりっぷりに、
冷たい熱帯魚に続き、またもこの監督の作品から俳優業のすごさを再確認することとなりました。


それにしても…
暴力、殺●、盗●、宗●、
●●●●、強●、レ●●●ン、●●●●、●● 等等...

およそ公に口にするのを憚られるタブーというタブーをこれだけ作中に羅列して、
最終的には「愛」という綺麗なテーマで片づけて、「面白かった」と言わしめてるのは…
ある意味園子温の洗脳に近いものがあるかもしれないですね
面白い作品でした。