でる部屋 BGM 全曲解説
坪谷です。
ネタも無いので解説したくもないでる部屋の曲たちのたいしたこともない制作秘話やありもしない裏話を明かしていこうと思います。
曲データをアップするということもできますが...
なんか恥ずかしいので確認したい方は各々映像上で確認してみてネ
01 Inuma's Ghost room
井沼が呪いのお札をゴミ箱に投げ入れるシーンに使われた曲ですね。
実はこのトラック、でる部屋のオープニングを飾る曲として僕が勝手に作った曲なのです。
しかし打ち合わせ上、曲の使いどころや抜粋部分は神野君に任せて自由にしてもらうことになっていました。
でる部屋では基本、自分の作った曲たちが思わぬ部分で使われていることが多かったので、個人的にはそういった楽しみもあった作品です。
49秒と短い曲ですが、この曲はほとんどカットされていたので作中で流れていない部分では、「オープニングを飾るに相応しい、テンションの上がるもの」ということを意識して曲が展開されています。
今思えばでる部屋の作風にしてみれば少し毛色の違うものだったので、カットして正解だったと思います。
02 back to the street
井沼と斉藤が会話するシーンにてしばしば使われる曲。
これは狙い通り、日常もしくは会話シーンで使われて欲しかった曲なので神野君はうまくくんでくれたみたいです。
ギターにはハーモニクスフレット音という不思議な音の出し方がありまして。
弦をネック部分に触れない程度に指で軽く押さえて、弾く瞬間に指を離すことで通常ギターの出す音色とは違う、「ファーン」という音が出るのです。チューニングに使われたりする音ですね。
この音は何故か7フレットと12フレットだけ、やたら響きやすくできてるようです。何故か。
ギタード素人の自分はこの音に魅入られてしまい、「ハーモニクス音を使って曲を作れないだろうか?」と考えて、できたのがこの曲です。
実はただのエレキギター6弦の音であるいなたいベース音から入り、印象的なメロがかぶさってきて、ハーモニクスが妙な浮遊感をかもしているこの曲から受けたイメージは「うらぶれてすすけた街の昼下がり」でした。
タイトルはそんなイメージからも由来しています。まぁ、後は、言わずもがなですね。。
03 Slow View(remixed by tsuboya)
でる部屋エンディング曲にして、パクリカバーシリーズ第一弾。
実は、ACIDMANのSlow viewという曲をアレンジしたものです。
もともと個人的に自分がアレンジして自己満足して作っていたものなので...
もしでる部屋が金を取るような作品だったならば...問題だったでしょう;;
なのでこれ以上は特に語るべきことはないでしょう。
04 Ghost Buster!
浅原戦で流れる曲。
もしかしたら唯一神野君のリクエストで作った曲かもしれません。
元々この曲の原曲を仮の段階まで自分が作っていて、神野君に聴かせたところ「もう少しテンポをおさえたものがいい」という希望があったため、
さらにテンポをおさえて、ブルージーでヘビーなアレンジにしたものがこの曲です。
テンポをおさえたことも、やはり正解だったと思います。
結果、曲全体に謎のけだるさが生まれ(自分の作る曲が元々そうなのかもしれないが)
浅原と井沼たちの奇妙な戦いを飾るにふさわしいものになったと思います。
実はこの曲は終止同じコード進行からできているのも特徴のひとつです。
ちなみにこれの原曲の方は井沼の携帯が鳴るシーンでも使わせてもらっています。
05 赤橙(Acostic cover from tsuboya)
カバーシリーズ第二弾。
これもACIDMANの赤橙という曲からきています。というかまんまですね。
この曲に限りアコースティックギターとカホンを使って録音しました。
途中のリズムが…明らかにズレているのが特徴ですね
田中のお祓い?シーンはこの曲のカホン部分が抜粋されています。
こうして振り返ってみるとまだまだできることはたくさんありますね...
なによりこの当時は全曲デジカメ録音というのが酷いところ。演奏も荒いこと荒いこと。。。
最近は鍵盤を使った曲作りやトトロやユーミンのカバーなどにハマっています。
次回作品に起用してもらえるとしたら、完全オリジナルの曲オンリーで、もっと良い曲を作っていきたいです。
精進。